腎機能の低下は全身の血管に影響を及ぼす

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□腎機能の低下は全身の血管に影響を及ぼす

CKD治療の柱は薬物治療と食事療法になり、CKDの進行を防ぐためにもこれらの自発的な管理が必要です。

そのための食事療法は減塩・蛋白制限がメインとなり、減塩食については、高血圧の治療を容易にし、かたや蛋白制限食においては腎機能の抑制効果が認知されています。

CKDステージ3に対する推奨は、減塩6g/日・蛋白制限 0.6g/kg×体重/日ですが、日本人が平均的に摂る塩分・蛋白の量と比較するとだいたい半分になるために、大抵は蛋白制限食を美味しく感じない、栄養が足りないなどという意見で、なかなか実践に踏み切れない方も多く存在します。

腎臓病時の食事療法の大元の趣旨は、腎臓病を極力進行させない事と、健康体のキープとされます。

透析の要らない保存期のうちは、食事療法によって腎不全の急激な悪化を食い止められ、透析を要する時期を極力遅くできます。

実際に透析が必要となってからも、体調を維持しながら透析に当たるために、食事療法は重要視されます。

人体におけるいわゆる3大栄養素が糖質・たんぱく質・脂質になります。

糖質と脂質は体内で燃焼されることで水と二酸化炭素に転じるため、腎臓や肺にいつまでも残留する事はありませんが、たんぱく質は分解されると7〜8割は窒素を含んだ老廃物となり排泄する際、腎臓に負担がかかります。

それ故、たんぱく質の摂りすぎは宜しくありません。

体内機能を存続するためのたんぱく質の最低摂取量は体重1kg換算0.6g/日であり、一日分で言えば30〜40gに相当します。

腎臓が健康でない方が最近増え、問題となっています。

この腎臓という臓器は背中のあたりに左右一つずつあり尿を作り体内で不要になった老廃物を体外へ排出する役割があり、電解質の調整を行ったり、血液が酸性に傾かないようにしたり、血圧をコントロールしたり、赤血球を生成したり、私たちの体のために重要な役割を担っています。

腎臓の治療はもちろん病院にきてふさわしい治療を受けることも先決ですが、日々の食事や生活の習慣を見直すことが不可欠です。

肉や魚・卵・豆腐にはたんぱく質が多く含まれており、食べ過ぎてしまう食品でもあるので注意が必要です。

甘い食べ物に関しても案外沢山のたんぱく質が含まれているのです。

お菓子は製造過程で小豆や牛乳・卵が使用されているので、エネルギー補うためとは言え口にし過ぎれば、たんぱく質をとりすぎてしまう可能性があります。

例えるなら、ショートケーキ1個には卵1個程のたんぱく質が入っています。

理想的な蛋白摂取量は、体重1kgあたり大体0.8gとされています。

仮に標準体重を約60kgとすれば、おおかた必要な蛋白摂取量は、一日50gです。

例えば、食品に含まれる蛋白の量を知りたいときは食品標準成分表を参考にしてもらえばよいと思います。

このような食事療法については、栄養士の指示で具体的な工夫について指導してもらうことも可能です。

開業医さんで食事指導を受けられないときは、できるだけ近くの腎臓内科を併設した病院を紹介してもらい、そこで専門的な意見を伺うこともよいかと思います。

食事で摂取したたんぱく質は、人体の代謝機能によりエネルギーに移行しますが、一定値は老廃物に変わり血液中に残留します。

血液は腎臓に流れて分離された末、要らない老廃物は尿となって体外に排出されます。

たんぱく質を過剰摂取すると、老廃物が増えてしまい、腎臓に悪影響を出します。

腎機能を損なわないためにも、日頃からたんぱく質の摂取量には目を配る必要があります。

とは言え、たんぱく質は人間の体にとって大切な栄養素であるため、適量は摂り入れるようにしましょう。

腎臓病の中でも慢性腎臓病に関しては、腎機能の改善が望めず、徐々にカリウム排泄能力が低下していくことが多く、カリウムの摂取と排泄のバランスを維持するために、必要に応じてカリウムの摂取を抑えていくことが不可欠です。

濃縮加工した野菜ジュースは、加工していない生の野菜や果物よりも多量のカリウムが含まれています。

そのため、腎機能障害のある患者さんが、野菜ジュースを常時摂取している場合には高カリウム血症を呈する危険性が多くなります。

カリウムは水に浸透しやすい事から野菜・芋類を含んだ食事を作る場合、細かく切り分けて茹でこぼし又は水さらしを施してから調理を行いましょう。

茹でる事で無くせるカリウムの値は、個々の食品や調理を行う際の形状・水量・所要時間により相違します。

ベースとしてはほうれん草などの緑黄色野菜の場合45%、いんげん等の未熟豆類でおおよそ30%は取り除けます。

細かくカットする、茹でこぼしを怠らない、きちんと搾る事で効果は高まります。

一日の食事の種類や量についてや、メニューに関するアイデアや、あるいは食塩の抑え方などを指導します。

低たんぱく食事療法ですと、治療用特殊食品の使用が不可欠ですから、それらの種類にはどんなものがあるのかや、その使い方なども教えます。

具体的に患者さんがどのくらいのたんぱく質や食塩を体内に含有しているかを明確にします。

一日における排泄物を検査し計算をします。

日中に排出された尿の中の尿素窒素やナトリウムの量を計算することによって、たんぱく質や食塩の摂取量を分析できます。



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