運動不足はCKD(慢性腎臓病)の進行を早める

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□運動不足はCKD(慢性腎臓病)の進行を早める

慢性腎臓病に関しては、腎臓の機能が明白に改善することは少ないので、大抵は体内のカリウムを排泄する働きが低下していき、カリウムの摂取と排泄のバランスを保つために必要に応じてカリウムの摂取を抑えていくことが不可欠です。

市販の野菜ジュースは、野菜や果物を濃縮したものなので、生野菜や素のままの果物に比べてそのものに含まれたカリウムの量が圧倒的に多いです。

その影響で、腎機能が低下している患者さんが、日頃から野菜ジュースを多量に摂取した場合、さらに高カリウム血症の症状が顕れるおそれがあります。

CKD治療の柱は薬物治療と食事療法になり、CKDの進行を食い止めるためにもこれらの管理を果敢に行うことが大事です。

そのための食事療法は減塩・蛋白制限がメインとなり、減塩食は高血圧において治療をしやすくし、かたや蛋白制限食においては腎機能の抑制効果が認知されています。

CKDステージ3に対する推奨は、減塩6g/日・蛋白制限 0.6g/kg×体重/日ですが、この量は日本人の平均的な塩分・蛋白のおよそ半分にあたるため、いわゆる蛋白制限食は不味い、その他にもカロリーが不足するなどで、実施に及ばない方も多々見かけます。

食事を元にして得たたんぱく質は、体を動かすためのエネルギーへと変化しますが、幾らかは老廃物になり血液中に留まります。

血液は腎臓に流れて分離された末、不要な老廃物は尿として体外に追い出されます。

たんぱく質を過剰摂取すると、老廃物が増えてしまい、腎臓への負担が増えてしまいます。

腎機能を維持する上で、たんぱく質の摂取量を調整する必要が出てきます。

ですが、たんぱく質は人体にとって必要不可欠な栄養源なので、適切な量は摂取する必要があります。

水に溶けやすい性質を持つカリウムで野菜・芋類を含んだ食事を作る場合、細かく切り分けて水さらしもしくは茹でこぼしを終えてから調理に進みましょう。

茹でる事で除外できるカリウムの量は、個々の食品や調理を行う際の形状・水量・所要時間により相違します。

ベースとしてはほうれん草などの緑黄色野菜の場合45%、いんげんなどの豆類で30%程カットできます。

小さめに切ったり、茹でた後によく水を切ったり、ちゃんと搾るようにすれば、それだけ効果は期待できます。

体における3大栄養素に糖質・たんぱく質・脂質が存在します。

糖質や脂質は体の中で燃焼すると水と二酸化炭素になり、腎臓や肺に蓄積しにくいのですが、たんぱく質の場合分離されれば約7〜8割が窒素を有する余計な老廃物に変移するため、排泄のタイミングで腎臓に負担を与えてしまいます。

この事から、たんぱく質の摂取量には注意する必要があります。

健康を損なわない最低限度のたんぱく質摂取量は体重1kg当たり0.6g/日求められ、一日分で言えば30〜40gに相当します。

腎臓病を発症した方の行う食事療法の趣意は、なるべく腎臓病を悪化させない事と、体調を良好に保つことにあります。

透析の要らない保存期のうちは、食事療法次第で腎不全が進行しないようにできますし、透析を始める時期を遅くしていけます。

更に言えば、透析開始後も、できる限り健康体で透析をするために、食事療法は重要視されます。

日々の食事ではいったい何をどれくらい食べたらよいか、また献立の工夫や、減塩のポイントなどを教えます。

低たんぱく食事療法においては、治療用特殊食品の使用がメインとなりますから、それらの種類にはどんなものがあるのかや、その使い方なども教えます。

具体的に患者さんがどのくらいのたんぱく質や食塩の摂取量を確かめます。

1日24時間の蓄尿の検査から計算します。

1日分の尿への尿素窒素やナトリウムの排泄量を見ることで、たんぱく質や食塩の摂取量を把握します。

推奨蛋白摂取量は、標準体重あたり0.8 g/Kg 程度になります。

仮に標準体重を約60kgとすれば、おおよその蛋白摂取量は一日50g程度になります。

それぞれの食品に含まれる蛋白量を確認したければ食品標準成分表で確認できます。

蛋白量に関する食事療法については、栄養士の指導で自分なりのアイデアを取り入れることも可能です。

もし開業医さんで食事指導まで行き届かない場合は、できるだけ近くの腎臓内科を併設した病院を紹介してもらい、そこで専門的な意見を伺うこともよいかと思います。

肉や魚加えて卵や豆腐は多量のたんぱく質を有しており、ついつい食べ過ぎてしまう食品でもあるので気をつけるようにしましょう。

甘い食べ物の場合でも意外な事に多量のたんぱく質が入っています。

お菓子には小豆や牛乳・卵が使われているため、エネルギー補うためとは言え口にし過ぎれば、たんぱく質をとりすぎてしまう可能性があります。

例えるなら、ショートケーキ1個には卵1個と同量くらいのたんぱく質が入っています。

近年の問題として、腎機能を悪くする方の増加が挙げられます。

背中に二つ存在する腎臓で尿が作られ働きとしては体内の不要な老廃物を外に出したり、電解質のバランスを整えたり、さらに血液が酸性に傾かないようにしたり、血圧の調整や赤血球の生成にも関わり、私たちの体内でたいへん重要な機能を成しています。

腎臓に関する治療は病院に行ってふさわしい治療を受けることも先決ですが、日常的に健康的な生活を意識することが大事です。



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